「イスラムの読み方」山本七平、加瀬英明著

公開日: 更新日:

 世界を揺り動かすイスラム世界を理解するための名著の復刻版。

 イスラム世界は「体制としてのイスラム」であるアラブ人と、伝道によってイスラム教化された「信仰としてのイスラム」、そして中間形態の3段階に分かれる。同時にイスラムとは「宗教・文化・政治の3つの面を持つ生活様式」であり、重複して相互に作用しあう存在である。一方、新約聖書には、違った意見や相矛盾する意見の記述が頻繁にあり、さまざまな発想が出てくる基本になるのだが、コーランにはそれがなく、これを絶対とするしかない二者択一になってしまうのだという。その成り立ちから行動原理にいたるまで解説した格好の時事読本。

(祥伝社 820円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?