「ひきがね」島崎ろでぃー写真、ECD文

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 なぜそれまで政治に関心がなかった若者や市井の人々が行動を起こし始めたのか。

 イラク戦争を始めた当時のブッシュ大統領の発言に違和感を抱き「観客席」を下り、デモに参加するようになったというECD氏は、2012年の夏に国会前に集まった人々を前にして、3.11の夜のことを思い出したという。

 交通機関がマヒし、安否のわからぬ家族のもとに歩いて急ぐ氏の周りには同じように家を目指し黙々と歩く人々が歩道を埋めていた。家族が無事に「自分が家を出たときと変わらぬ姿でいてくれること」だけを願って歩く「彼らは、あの日の朝に向かって時間を逆行して歩いている」と感じた。

 今、立憲主義を無視して戦後の平和を壊そうとする政権に抗議するため、デモに集まる人々の気持ちも同じなのだと氏は記す。

 路上で何が起きていたのか、報道だけでは決して知ることができない日本の変化を教えてくれる好著。(ころから 1600円+税)


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