• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「核の戦後史」木村朗、高橋博子著

 アメリカのABCC(原爆傷害調査委員会)は1947年、広島、長崎に入り、被爆者の治療は一切せずに原爆の効果だけを調査した。

 葬式代を出すなどして被爆者の遺体を集めてデータを収集し、1975年、ABCCは日米共同研究機関「放射線影響研究所」に再編される。これは〈平和目的〉だとされているが、真の目的は核テロ対策だった。

 放影研は「放射線・核の脅威への医学対策」につながる研究としているが、自分たちから得たデータを新たな核兵器の使用を前提とする研究に使われることに気づいた被爆者は、この研究計画の白紙撤回を求めている。

 原爆と原発の隠蔽された歴史に鋭く斬り込む一冊。(創元社 1500円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    関西圏から勧誘 花咲徳栄の岩井監督に聞く「選手集め」

  2. 2

    12年を経て…リア・ディゾンが明かした「黒船」の重圧と今

  3. 3

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  4. 4

    秋田・金足農の中泉監督が語る 球児の体力と練習の今昔

  5. 5

    国会議員は7割支持でも…安倍首相を襲う「地方票」の乱

  6. 6

    異例の事態 「翁長知事死去」海外メディア続々報道のワケ

  7. 7

    広島・丸と西武・浅村めぐり…巨・神でFA補強争奪戦が勃発

  8. 8

    スパイ容疑で拘束 北朝鮮に通った39歳日本人男性の行状

  9. 9

    安倍3選確実といわれる総裁選で国民に問われていること

  10. 10

    ちばてつや氏「権力者にを堂々とものを言える国であって」

もっと見る