「勉強の哲学」千葉雅也著

公開日: 更新日:

 学生はもちろん、社会人になっても「勉強しろ」と言われることは多いが、そもそも勉強とは何なのか。

 哲学者である著者は、「勉強とは、これまでの自分を失い、変身することである」という。ところが、人は変身を恐れる側面があり、そのために勉強をも恐れると指摘する。

 例えば、勉強を深めると立ち止まって考えるようになるので、これまでのように一緒にやっていたバカができなくなる。つまり、ノリが悪くなるのだ。しかし、自分が属する環境の同調圧力に気づけるからこそ、多くの可能性を得られるのだ。

 自分を支配する友人や社会という周囲に乗っ取られることなく、独学で勉強するための方法論を追求した本格的勉強論。(文藝春秋 1400円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年金8兆円消えた…姑息GPIFが発表「今後失う」衝撃の数字

  2. 2

    西村まさ彦が“乳がん離婚宣告”報道に「ハメられた」と困惑

  3. 3

    中国の“弱点”三峡ダムが決壊の危機…世界中で株価の暴落も

  4. 4

    ガッキー知人が悩み明かす「実年齢とのギャップに違和感」

  5. 5

    老舗経済誌が安倍首相批判を特集した理由 編集長に聞いた

  6. PR
    在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由

    在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由

  7. 6

    韓国俳優と熱愛報道 綾瀬はるかが亡父に誓った結婚の執念

  8. 7

    久米宏は日本のテレビやラジオにまだ必要だ

  9. 8

    昭和の俳優はビクともせず…不倫取材の核は「本妻」にあり

  10. 9

    西村コロナ担当相がイラつき激高 “逆ギレ会見”に批判殺到

  11. 10

    安倍首相「自画自賛ウソ会見」と何も突っ込まないお粗末記者

もっと見る