「かくれ高血糖が体を壊す」池谷敏郎著

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 肥満ではないし、健診での血糖値も正常なので、糖尿病とは無関係。実はこれ、大きな間違いだ。食事をした後、あなたの体の中では血糖値が急激に上昇し、血管に大ダメージを与えている可能性もあるからだ。

 食後は誰でも血糖値が上がるが、通常であればインスリンが分泌されて、上昇を緩やかに抑えてくれる。ところが、かくれ高血糖の人はインスリンが追い付かず、空腹時は健康な人よりも血糖値が低いのに、食後は糖尿病と同レベルにまで急上昇する。この乱高下を繰り返す人ほど、心筋梗塞や脳卒中などの重大な血管疾患を発症しやすいという。

 かくれ高血糖になりやすい人には、共通する生活習慣がある。それは、朝食を食べず、昼食に丼物や麺類など糖質の高い食事をすること。前日の夕食から時間が空き、低血糖状態になっているところで、大量の糖質を取るのだから体への負担は大きい。

 さらに、食後にゆっくりと休むのもNG。“食後に動くと消化に良くない”というのは過食がなかった昔の話で、現代人の食生活で食休みをすると、血糖値は上がり放題なのだ。

 本書では、食後3分で血糖値をクールダウンするための、座ったままでできる運動なども紹介。今日の食後から始めてみては。(青春出版社 1000円+税)

【連載】長生きする読書術

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