「人類史上最強ナノ兵器」ルイス・A・デルモンテ著、黒木章人訳

公開日: 更新日:

 2008年、オックスフォード大学で今世紀末までに人類が滅亡する確率は19%だとする調査報告が出され、その原因の最上位に挙げられたのが分子ナノテクノロジーを応用したナノ兵器だ。分子レベルの大きさで自己増殖するAI搭載のロボットは、生物兵器とかわりはなく、今世紀中頃までに実現するという。近い将来実用化されそうなのは超小型核爆弾で、重量は2~3キロ。上着のポケットに収まるほどの大きさで、破壊力は1~100トン分の通常爆弾に相当する。現在、ロシア、ドイツ、アメリカで開発段階にある。

 元IBM開発リーダーが、わずか10日で世界を滅亡させるナノ兵器について緊急提言する。

(原書房 2000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず