• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「死の島」小池真理子著

 編集者だった澤登志夫は69歳。腎臓がんの宣告を受け、カルチャースクールの講師を辞める。最後の授業の後、小説のクラスの受講生だった宮島樹里に声をかけられた。澤にほめられた樹里の短編「抹殺」は、実は彼女の幼時の体験に基づくという。それは夫に見向きもされない母の寝室を祖父が訪れるという衝撃的な内容だった。そして樹里の住まいは澤の住まいに近いことを知った。

 2日後、澤はかつての不倫相手の妹から、姉が亡くなり、「ベックリーン 死の島」という画集を澤に残したと伝えられた。その後、澤はしゃれたボールペンをもらった礼を口実に、樹里にメールを送る。26歳の女と出会った、初老の男の末期の覚悟を描く。

(文藝春秋 1700円+税)


日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  2. 2

    キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

  3. 3

    進学説の真偽は…金足農・吉田輝星めぐるプロ争奪戦の内幕

  4. 4

    衝撃の発毛剤CM 草彅剛の“捨て身っぷり”が称賛されるワケ

  5. 5

    被災地で黙々とボランティア活動 吉川晃司の“気骨と矜持”

  6. 6

    3年ぶり減益予想 企業業績の悪化がアベノミクスのトドメに

  7. 7

    ガッツポーズ禁止と熱中症“美談化”…球児を潰すご都合主義

  8. 8

    木更津総合・五島監督に聞く ドラフト候補が進学する理由

  9. 9

    憧れの安室も絶賛 イモトアヤコは「イエスマン」報われた

  10. 10

    石破氏の「公平な行政」パクリ…安倍首相の姑息な争点潰し

もっと見る