「私が愛した映画たち」吉永小百合著、立花珠樹/取材・構成

公開日: 更新日:

 国民的大女優が、出演作全120作品から思い出深い作品を選び、エピソードを語る映画エッセー。

 役柄からか、裕福な家で育ったと思われがちだが、実は子役として働くようになってからはその出演料が家計の足しになっていたという著者。初めての主演映画「キューポラのある街」のとき、浦山桐郎監督から「貧乏についてよく考えてごらん」と宿題を出された。しかし、自分の家も貧乏だったから「貧乏はよく知っています。私、自信があります」と答えると、監督は「君のところは山の手の貧乏だろう。下町の貧乏っていうのがあるんだ」と語ったという。

 そんな裏話や共演者たちとの思い出を交えながら、最新作「北の桜守」まで。映画と演技への思いを語りつくしたファン必携本。 (集英社 760円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  2. 2

    阪神の“藤浪コロナ”対応に他球団怒り心頭…開幕さらに窮地

  3. 3

    志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」も厳戒態勢

  4. 4

    藤浪と同席女性3人も陽性…阪神にコロナ感染者が出た必然

  5. 5

    ICU闘病も…志村けんさんコロナ陽性から1週間で帰らぬ人に

  6. 6

    3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

  7. 7

    立川志らくをバッサリ…“毒舌の先輩”たけしの批判に説得力

  8. 8

    外出禁止で爆発寸前…プロ野球選手がぼやく自宅待機の現況

  9. 9

    休校期間中のスペイン旅行で娘が感染 呆れた親のモラル

  10. 10

    阪神藤浪コロナ感染で球界激震…4.24開幕ありきの自業自得

もっと見る