「新版議論のレッスン」福澤一吉著

公開日: 更新日:

 意思決定には十分な議論が必要だと頭では分かっていても、出来るだけ避けたいと思っている人も多いのでは。

 しかし、議論をすることは「考える」ことにほかならず、大学入試改革も「考える」ことに重点を置かれる時代。今こそ日本社会は、場の雰囲気や空気を読むことに気を回すことをやめて議論のあり方について真剣に取り組まなければならないと著者は説く。

 議論を支える基本的構造を理解すれば、モノの見方が変わり、国会中継やニュース番組への理解から、友人との会話、そして社内会議やリポートの作成まで、さまざまな場面に応用できる。

 国会審議や家族の日常会話、学者の憲法論議などさまざまな議論をテキストに、そのルールや構造を解説したベストセラーの新版。

(NHK出版 860円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々