佐川光晴
著者のコラム一覧
佐川光晴

◇さがわ・みつはる 1965年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞受賞。02年「縮んだ愛」で第24回野間文芸新人賞、11年「おれのおばさん」で第26回坪田譲治文学賞受賞。著書に「牛を屠る」「日の出」など多数。「大きくなる日」は近年の中学入試頻出作品として知られる。

第2話 星一徹の涙 <10>

公開日: 更新日:

楽しみは義母からの野菜の仕送り

 正月休みが明けて、三男は毎日家事に励んだ。リハビリもかねて、ほうきで部屋を掃き、雑巾で床を拭く。洗濯物や布団を干して、団地内のスーパーまで歩いて往復する。時々立ち止まっては、樹々を見上げ、花壇の草花に見入った。

(あわてるな。あわてずに、一日一日を…

この記事は会員限定です。日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    桑田真澄というカリスマが高校野球に物申したことの意義

  2. 2

    博多大吉とデート報道 赤江珠緒が気を揉む"あの男"の存在

  3. 3

    イタリア政治に風穴あけた「五つ星運動」共同設立者に聞く

  4. 4

    好調"月9"を牽引 本田翼が放つ強烈オーラと現場での気配り

  5. 5

    強豪校監督に聞いた 高校野球の球数制限「賛成?反対?」

  6. 6

    豊洲市場“黒い粉塵”問題 都のお粗末清掃で汚染水まみれに

  7. 7

    大食い客から猛批判「やよい軒」おかわり有料化の視界不良

  8. 8

    安倍首相に怯える公明 増税延期解散なら小選挙区壊滅危機

  9. 9

    “新 加勢大周”でデビュー 坂本一生さんが見つけた天職とは

  10. 10

    いいとも青年隊 工藤兄弟が語った“双子キャラ”への反発心

もっと見る