「静おばあちゃんと要介護探偵」中山七里著

公開日: 更新日:

 東京高裁の元判事の高遠寺静は80歳。名古屋法科大学創立30周年で記念講演したとき、聴講席の最前列にいた車椅子の老人に「あんたの講話は面白くないな」と言われた。地元の不動産会社社長の香月玄太郎だった。

 立食パーティーで香月ととげのある言葉の応酬をしていたら、突然、ごう音が響いて窓ガラスが割れた。大理石の台座に金色のオブジェを乗せたモニュメントが破壊され、その中に死体が……。それはそのモニュメントを制作した彫刻家の櫛尾奈津彦だった。

 モニュメントが建立されたのは5年前だが、櫛尾の死亡推定時刻は一昨日から昨日だという。

「二人で探偵を」など、老老コンビが難事件に挑む短編5編。

(文藝春秋 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網