「ラーメンの誕生」岡田哲著

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 日本人の国民食「ラーメン」の誕生と発展の歩みをたどる通史。

 中国で創作された製麺技術は、平安時代前期までに唐菓子として日本に伝わった。その後、日本は1400年をかけて、うどんなど独自の麺食文化を築くが、なぜかその間に中国の麺料理そのものを食べた記録はない。明治維新後、肉食が解禁されても、ラーメンのような麺料理はなかなか現れず、戦後、大陸からギョーザや麺料理が再度もたらされると、今度は爆発的に普及、浸透した。

 その謎を解き明かすように、明治から戦前にかけてのシナそばからラーメンへの進化、戦後の爆発的なラーメン創作の潮流、そして、インスタントラーメンの発明で国際食へと発展していく過程を詳述する。多くのラーメン情報の底本となった基本書。

(筑摩書房 1000円+税)

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