「人とつき合う法」河盛好蔵著

公開日: 更新日:

 交際術をテーマに人生の本質を説いた、昭和30年代のベストセラー生き方エッセーの復刻版。

 人が人づき合いを良くしようと努力するのは、他人から「イヤなやつ」と言われたくないから。しかし、社会で頭角を現している人間の多くは「イヤなやつ」でもある。著者は自身のイヤな部分を洗いざらい挙げ、たいていの人間はこのようにイヤな部分をそなえており、人間的な、というのはイヤなやつと同意義語でもあると指摘。ゆえに人とつき合う法は、この自他の内にある「イヤなやつ」の処理から始めなくてはならないと説く。

 さらに、飲み会などでの勘定の方法、他人から打ち明けられた秘密、悪口と友情など、さまざまな視点から真の人間関係を築くヒントを伝授。

(新潮社 550円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?