「いたずらにモテる刑事の捜査報告書」石川智健著

公開日: 更新日:

 警視庁捜査1課予備班の刑事・久保の相棒である日向は、初対面の女性が絶句して我を忘れるほどの絶世の美男子。おかげで久保の恋活は、さっぱりだ。

 ある日、2人は両国の温泉施設で発生した殺人事件に臨場する。胸を刺し貫かれた被害者は、露天の薬湯に浮かんでいた。しかし、監視カメラには犯行の前後に施設を出入りした人物はおらず、館内にいた全員の手荷物や建物内を調べても凶器が見つからない。捜査本部とは別の視点で事件を捜査する予備班の2人は、消えた凶器の行方に悩む。そんな中、日向に一目惚れしたアルバイト従業員の姫城から聞いた一言がヒントになり、捜査が動き出す。(「科学者」)

 類いまれなるイケメンにして好青年の日向と、捜査よりも恋活重視の久保が活躍する新感覚警察小説。

(講談社 748円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」