「休息の科学」クラウディア・ハモンド著 山本真麻訳

公開日: 更新日:

 人は探究心があるために種として生き残り、繁栄してきたが、そのせいで、常に何かしていなくては、と思ってしまう。人にはもっと質の良い休息が必要で、調査で人気があった休息方法は、①読書②自然のなかで過ごす③一人になる④音楽を聴く⑤何もしない⑥長めの散歩⑦入浴⑧空想にふける⑨テレビを見る⑩マインドフルネス――である。

「マインドフルネス」はあらゆる瞑想(めいそう)法を一括する言い方で、テレビ、ケイタイ、パソコンなどすべてを切り、マインドフルネスに専念することが休息につながる。訓練により、感情的になったりストレスを感じたりしても思考を簡単に取り戻せるようになる。

 良質な休息を取るための10の講義。

(TAC出版 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑