著者のコラム一覧
吉川英梨作家

1977年、埼玉県生まれ。警察小説のシリーズ作品を多く執筆。著書に「警視庁53教場」「十三階」各シリーズほか、「海蝶」「雨に消えた向日葵」など多数。

<31>パンツ一丁の泥酔男が目の前を走り行く

公開日: 更新日:
イラスト・西川真以子

 桃地は鐵が運転する学校の車で、学生たちが勾留されている京都府警京丹後警察署に向かった。

 悠希は逮捕されたのが同じ班の仲間たちなのでカレーのスプーンを落とすほど仰天していた。望月と成瀬、平牧が東京に遊びに行くことは知っていた。悠希も誘われたらしいが、母の看病があるからと断… 

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