「魔界都市ブルース 媚獣妃」菊地秀行著

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「魔界都市ブルース 媚獣妃」菊地秀行著

 魔界都市・新宿の歌舞伎町を歩いていたせつらは、すれ違ったチンピラ集団から顔なじみの浩吉の名が漏れ聞こえ、放っておけない。浩吉に事情を聴くとチンピラどもに置引で手にしたトランクを横取りされたという。

 せつらがチンピラに巻き付けた妖糸をたどって、彼らのアジトにたどりつくと、チンピラどもはバラバラ死体になっており、残された男性器は勃起したままだった。チンピラのひとりが獣と化して、仲間を殺し、トランクを持ち去ったようだ。

 医師メフィストの分析によると、トランクに入っていたのは「王妃マーゼンの唾」という伝説の媚薬だという。翌日、暴力団のボスがせつらに人捜しを依頼に来た。

 魔界都市と化した新宿を舞台にしたマン・サーチャー・シリーズ最新刊。

(祥伝社 1078円)


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