「魔界都市ブルース 媚獣妃」菊地秀行著

公開日: 更新日:

「魔界都市ブルース 媚獣妃」菊地秀行著

 魔界都市・新宿の歌舞伎町を歩いていたせつらは、すれ違ったチンピラ集団から顔なじみの浩吉の名が漏れ聞こえ、放っておけない。浩吉に事情を聴くとチンピラどもに置引で手にしたトランクを横取りされたという。

 せつらがチンピラに巻き付けた妖糸をたどって、彼らのアジトにたどりつくと、チンピラどもはバラバラ死体になっており、残された男性器は勃起したままだった。チンピラのひとりが獣と化して、仲間を殺し、トランクを持ち去ったようだ。

 医師メフィストの分析によると、トランクに入っていたのは「王妃マーゼンの唾」という伝説の媚薬だという。翌日、暴力団のボスがせつらに人捜しを依頼に来た。

 魔界都市と化した新宿を舞台にしたマン・サーチャー・シリーズ最新刊。

(祥伝社 1078円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ