「長野善光寺殺人参詣」梓林太郎著

公開日: 更新日:

「長野善光寺殺人参詣」梓林太郎著

 探偵の小仏は、大手建設会社の社員・勇一郎の母親から、息子の交際相手を突き止めてほしいと依頼される。会社帰りの勇一郎を尾行すると、2夜続けて同じ女性と会っていた。その女性を尾行すると、女性はメモを頼りに中野区と松本市で田代という表札がかかった家を捜し当て、写真を撮り、長野市の自宅に帰る。

 調べると、淡路というその女性の祖母が1カ月以上前にひき逃げ事故に遭っていたことが判明。中野と松本の田代家の家主は兄弟で、淡路の祖母は、事故の目撃者から犯人が田代兄弟だと教えられたらしい。

 そんな中、中野区の田代家が放火され全焼。さらに田代兄弟の周囲で殺人や誘拐など次々と事件が発生し、小仏は兄弟の調査を続ける。

 人気旅情ミステリー「小仏太郎探偵日誌」シリーズ最新刊。

(実業之日本社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動