「逝きたいなピンピンコロリで明日以降」三浦明博著

公開日: 更新日:

「逝きたいなピンピンコロリで明日以降」三浦明博著

 映画好きな浅野拓三は、見逃した名作を観賞しようとDVD「椿三十郎」を借りてきた。最終盤で小川にたくさんの椿が流れてくるシーンがあった。これ、見たな……。ラストシーン直前まで気づかなかったことにショックを受けた。

 整骨院で鍼灸師の桃ちゃんに、体で覚えたことは忘れないから、体を動かしながら覚えるといいと言われ、「四股を踏みながら、とか?」とちゃかした。孫の純平に、ヒミツ基地をつくったから教えてあげると言われ、夕方の4時に公園で待ち合わせる約束をしたが、思い出したのは7時すぎだった。それ以後、拓三は大事なことは四股を踏みながら覚えている。

 物忘れと格闘するシニアを描くユーモア小説。

(講談社 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網