「新・東京の喫茶店」川口葉子著

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「新・東京の喫茶店」川口葉子著

 近年はチェーン系の喫茶店も多いが、喫茶店の中でもちょっと変わった喫茶店もある。例えば60~70年代、学生運動やアングラ文化が盛んだった頃、人気だったのがジャズ喫茶。最近再び脚光を浴びている。

 1961年に新宿にできた「DUG」は、かつて村上春樹や植草甚一、寺山修司らが通った店だ。当時は自宅でオーディオを楽しむことは無理だったので、高品位のサウンドとうまいコーヒーが楽しめる「DUG」は大人気だった。欧米ではジャズはライブで聴くものだったので、日本のジャズ喫茶が注目された。

 ほかに、クラシックのレコードを聴かせる「名曲喫茶ライオン」など、かつて紹介した店も再取材して、77の喫茶店を紹介する。

(実業之日本社 1980円)


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