「たりる生活」群ようこ著
「たりる生活」群ようこ著
前期高齢者と呼ばれる年になった作家による終活・引っ越しエッセー。
頭の中はまだ35歳くらいの感覚なのだが、体はすぐ疲れ、重い荷物を持った2日後に腰が痛くなる。
突然死で54歳の弟を失った友人から手続きや部屋の処分の大変さを聞き、自分も周囲の人も楽になるようにしなくてはならないと思う。以前、1.5トン分の所有物を処分したが、まだまだ多い。せめて現在の3分の1以下にしようと、まずは大量の本から整理を始める。さらにこれからは今までと同じペースでは働けないだろうからと、今の家賃の半額程度の物件を求めて部屋探しを始めるが、年齢も災いして、納得できる物件はなかなか見つからない。
理想の部屋、そして思い描いていた「たりる」生活にたどり着くまでの日々をつづる。 (朝日新聞出版 748円)

















