シュールな芸で席巻も…九十九一「バラエティー撤退」を語る

公開日: 更新日:

 九十九さんはバツイチ。声優の住友優子さんと再婚し、10歳になる男の子がいる。

「ご覧の通りの白い頭でしょ。授業参観でオジイちゃんに間違えられます、ハハハ」

 さて、大阪市出身の九十九さんは24歳で芸人デビュー。漫談で舞台に立ち、DJでも活躍していたが、27歳のときに上京。81年、若手芸人が覇を競う「お笑いスター誕生!!」に出場し、“シュールな笑い”と評された話芸でグランプリを獲得した。

「漫談でもなくコントでもなく、芝居仕立てのショートストーリーで笑いを取るんですわ。それがどこまで東京で通用するかを腕試ししたところ、あれよあれよという間に10週勝ち抜き。それをきっかけに声がかかるまま、当時のバラエティーにほとんど出たんとちゃうかな」

■当時のバラエティー“総ナメ”後…

 しかし、超売れっ子だった九十九さんはやがてバラエティー番組から姿を消した。

「バラエティーに芸は必要なかったんですな。慣れるに従ってそれに気づき、やがては違和感を持つようになり、ついにこれはアカンとなった。最後のバラエティーは『今夜は最高!』。あんまりアホらしゅうて途中降板し、バラエティーから完全撤退しました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理