タレントの“自宅公開”企画 ゴールデンタイムになぜ増えた?
なぜ、芸能人の自宅をひけらかす番組が多いのか?
火曜の「今夜くらべてみましたSP」(日本テレビ系)は「怪しい女の家くらべ」で、モデルの加賀美セイラの都内一等地にある実家を紹介。キッチン、ベッドルームまで豪華な部屋を見せびらかした。東京タワーの見えるテラスで「バーベキューしたりとかぁ」と、庶民からすれば「ふざけるな!」と言いたい金持ちぶりを自慢した。
そうかと思うと別のパターンは、月曜の「私の何がイケないの?」(TBS系)での「芸能人の住宅トラブルSP」。アグネス・チャンの6億円豪邸の雨漏り修理がいくらかかるか、布川敏和宅のキッチンの改装にいくらかかるかなどを特集した。「おまえの家の修理なんかどうでもいいよ」と思う視聴者も多いだろう。ちなみにその裏番組の日本テレビ系ではシリーズ化した坂上忍の「予算5千万円で愛犬と暮らせる家探し」企画が放送されていた。
■予算と都内のロケ事情
こんな感じで毎晩のゴールデンタイムではタレントの部屋の公開(または家探し)企画が横行しているが、それにはテレビ局の事情と世間の風潮が関係しているようだ。