桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

近江アナ、阿川佐和子…3月でテレビから消える人を惜しむ

公開日: 更新日:

小倉智昭も久本雅美もお払い箱

 22年続いた小倉智昭の「とくダネ!」(フジテレビ系)、25年続いた久本雅美「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)、東京ローカルだが、31年続いた森本毅郎「噂の!東京マガジン」(TBS系)と長寿番組が一気に終わる。

 テレビは生き残りをかけて若い視聴者を獲得しようと躍起になっているようだが、今テレビを必要としているのは切り捨てようとしている高齢者たち。外出もできず、テレビが楽しみという人も多いのにその楽しみを奪ってどうする? 若い制作スタッフが同世代感覚で番組を作りたいというなら安易すぎる。

「東京マガジン」は春からBS-TBSで放送されると報じられた。これは喜ばしいが、東京ローカルならではの東京界隈ネタを扱うのが魅力だっただけにBSの全国放送でよさが失われるという危惧もある。森本以下、清水国明、山口良一、笑福亭笑瓶らレギュラー陣が驚くほど老けていて超高齢社会の象徴的番組だ。船越英一郎&美保純の「ごごナマ」も、高橋克典「ららら♪クラシック」も終了。俳優は本業で頑張れということか。

 さらに「火曜サプライズ」「爆報!THEフライデー」も終了。「真相報道 バンキシャ!」は福沢朗が卒業。個人的には1990年の放送開始以来「ちびまる子ちゃん」のナレーションを務めていたキートン山田の卒業が残念。「あたしゃ寂しいよ」とまる子風に嘆きたくなる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”