江口のりこ「ソロ活女子」好評は“ボソボソ独り言”にアリ

公開日: 更新日:

「ちょっと間違えると、ただのおひとりさま体験リポートになってしまうところを、ぶっきらぼうな印象の江口のりこドラマ仕立てで演じると、わざとらしくない“そうそう、あるある”になって、好感されているんです。映像に重ねる感想や戸惑いの独り言も、ボソボソしゃべっていて親近感があります」(放送作家)

 高級フレンチ編は、1人でも予約OKのホテルニューオータニ(東京)の「トゥールダルジャン東京」で、入った途端に「まるで宮殿ではないか!」と尻込みし、前菜の皿の端にあるハーブは食べていいのかと迷うが(ウエーターが「一緒に食べるとおいしい」と丁寧に教えてくれる)、フォアグラと黒トリュフや名物の「フランス産鴨の胸肉のロースト 4種類の胡椒を使ったソース添え」を堪能する。

 せんべろ編では立ち飲み横町で常連客と意気投合し、2軒目のハシゴもする。そして、エンディングでこれらの店名や予約の仕方が紹介されるので、その気になれば視聴者もソロ活ができる仕掛けになっているのだ。

 それにしても、江口のりこはいま引っ張りだこである。「劇団東京乾電池」のクセ系俳優として知られていたが、TBS系「半沢直樹」の国土交通大臣役で注目されてからは、「その女、ジルバ」(東海テレビ・フジテレビ系)、「ドラゴン桜」(TBS系)と話題のドラマに立て続けに出演。来年のNHK大河「鎌倉殿の13人」では、源頼朝の愛妾を演じる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々