著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

参院選は自民の圧勝 ちゃんと公平でまっとうな政党つくってくれませんかね

公開日: 更新日:

 参院選は終わってみればやっぱり自民の大勝。アレがなくても大して結果に変わりはなかったでしょう。連合の会長をたぶらかして見事に野党を分断し、普段からズブズブの業界団体をしっかり押さえながらマスコミに睨みを利かせて風は吹かせずという横綱相撲でした。

 そもそも10年前ならいざ知らず今や番付でいえば平幕並みの野党がおのおのでがっぷり四つに組んで勝てるはずもなく。ならばとけたぐりや猫だましなどの奇策を弄するわけでもなく。無策で無気力の消化試合は相撲なら罰金ものです。

 もう既存の政党も議員も限界も見えてきたのでそろそろ野党はすべて一度解散した方がいいんじゃないの。連合の支持を受けてるから原発反対を訴えられないんなら連合の支持をやめちゃいましょう。その方が普段選挙に行かない無党派層にかなり信用されます。農協など自民の大きな支持母体を切り崩すために第1次産業の保護と自給率アップを名目に農家に戸別所得補償の公約を。これで地方でも議席を稼げます。

 2世議員の禁止も公約に盛り込んでおきましょう。万が一政権を取ったときには自民党を一気に弱体化させられますから。既得権の巣窟ともいわれるガソリン税、高速道路通行料は廃止。これにより地方の活性化プラス運輸関係の業界団体票を根こそぎ。少子化対策として年間30万円ほどの子供手当に高校授業料の無償化。とここまででお気付きの方がいるかも知れませんが2009年の民主党のマニフェストが相当混ぜ込んであります。政権取ってもひとつもできませんでしたけどね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった