著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

菅田将暉主演「Cloud クラウド」米国アカデミー賞 "日本代表"決定も劇場がパッとしないのは?

公開日: 更新日:

 米国で来年3月2日(現地時間)に開催予定の『第97回アカデミー賞』。『国際長編映画賞』候補の選出を依頼されている日本映画製作者連盟は、8月30日に米国の『映画芸術科学アカデミー』から申請があった13作品の中から菅田将暉(31)主演の『Cloud クラウド』(日活/東京テアトル)を日本の代表作品に選出した。つまり、同作品が『国際長編映画賞』の有力候補に躍り出たわけが、『Cloud』は9月27日の公開以降、客足が思うように伸びていない。

真田広之の"エミー賞18冠"効果もあったのに採算ギリギリの状況

 9月15日(現地時間)に開かれた『第76回エミー賞』では、真田広之(63)がプロデュース・主演を務めたドラマ『SHOGUN 将軍』が作品賞など18冠に輝き、真田も日本人俳優として初めて主演男優賞を受賞する快挙があったが、『Cloud』は公開から3日間の観客動員数が約5万3600人、興行収入は1億円にも届かず約7700万円で終わってしまった。

 来年のアカデミー賞で話題になりそうな注目作品であるにもかかわらず、公開週の興行ランキングで辛うじてトップ10入りするのがやっとの状況なのだ。筆者の試算によれば、このペースで推移すると、『Cloud』の最終興収は製作予算を回収できるか否かの境目となる3億円前後になりそうだ。ちなみに、今年の同賞にノミネートされた役所広司(68)主演の『PERFECT DAYS』(ビターズ・エンド)は、商業的な派手さは無い作品ながらも最終興収は約37億円となっている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学