【マイク眞木、病を語る】 稲妻のような激痛、盲腸で幽体離脱した
<手術の翌日「歩いて帰れ」日本との違いを痛感した>
62歳から63歳にかけて6回も入退院を繰り返したおかげで、我が家の庭は荒れ放題。やっと元気になったので草刈りを始めたら、足にキーンと激痛が走りました。さらに30メートルくらい歩くと、今度は全力疾走して倒れこんだ時のように足が痛くなり、全く動けなくなる。じっとしていると、また何とか歩けるようになる。
病院で調べたら、「総腸骨動脈閉塞症」だと言われました。腹部動脈瘤(りゅう)のステント手術でまれに起こる合併症で、足の血管がつぶれていたんです。腹部と同じステント手術を足にも受けました。胆のう炎、その合併症の肺水腫、胆管結石、その退院直前に表れた帯状疱疹、腹部動脈瘤、そして総腸骨動脈閉塞症と、わずか1年で5回の手術を受けたことになります。
今は3カ月に1回、鴨川の病院に定期健診に通っています。環境の良さが有名で、病院の下にはカフェ、最上階にはレストランがあり、待っていても苦になりませんね。通院時に海岸線をドライブするのも気持ちがいい。
ただ全体的に、日本の病院はハワイと比べるとちょっと寂しいかな。ハワイは手術室のカーテンがレインボーで明るくていいなと思いました。