スポーツ中の突然死を防ぐ「SpO2チェック」って?

公開日: 更新日:

 それは、息苦しい、熱っぽい、冷や汗、胸焼け、動悸、息切れ、呼吸が上がるなどだ。

心筋梗塞の治療はゴールデンタイムと呼ばれる3時間以内に開始すると生存率が高くなります。救急車の搬送や病院での検査にかかる時間を考えると、迅速に行動しなくては間に合いません」
“しばらく様子を見よう”というのは絶対に駄目。躊躇なく119番にダイヤルすべきなのだ。

■最近注目のバイタルサイン

 ただ、本来は、発作が起こる前に対策を講じるべき。
 野口氏が強く勧めるのは、パルスオキシメーターでのチェックだ。

 パルスオキシメーターは医療機器のひとつで、指先や耳などにクリップのようなものを挟むことで、動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定できる。肺から取り込まれた酸素は、赤血球中のヘモグロビンと結合して、動脈血として全身に運ばれる。SpO2は、その酸素と結びついているヘモグロビンの割合をパーセントで表したものだ。

 実は最近、SpO2が“第5のバイタルサイン”として注目を集めている。バイタルサインは脈拍、体温、血圧、呼吸数があり、人体の状態を示すサイン。そこにSpO2が加わったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???