この春承認 “糖尿病新薬”はどのくらい画期的なのか!?

公開日: 更新日:

「この薬のメリットは、腎臓からの糖の再吸収を阻害するだけなので、血糖値が下がりすぎない。従来の糖尿病治療薬の中には、低血糖の副作用がありましたが、その心配の少ない薬です。体内の糖が減少するので、体重もある程度減少します」

 ただ、一方で、血糖値を下げすぎないということは、効果がそれほど強くないということ。血糖コントロールが非常に悪い人には、少なくともSGLT2阻害薬を1種類だけ使用、というのは難しいだろう。

「全く新しい薬なので慎重に使用していくことが大切です。特に女性で膀胱(ぼうこう)炎を繰り返している方はやめておいた方がいいでしょう。現在の薬で治療がうまくいっている人は、今のままでいいと思います。糖尿病に加え、肥満脂質異常症、低血糖を何度も起こすといった人は、担当医に相談するのも手でしょう」

 覚えておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ