著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

低炭水化物ダイエットで死亡リスクが増える?

公開日: 更新日:

 低炭水化物ダイエットをご存じでしょうか。白米など炭水化物の摂取を控え、タンパク質を多く摂取するようなダイエット法で、効果的に体重が落ちるとか、リバウンドしにくいなどといわれているようです。

 しかし、主食である炭水化物の摂取を控えるダイエット法は安全と言えるのでしょうか。ダイエットは体重が減ること自体が目的となることも多いですが、体重が減ることによって、より健康で長生きできることも目的の一つです。

 スウェーデンの内科専門誌2007年4月号に、「低炭水化物ダイエットと死亡のリスク」を12年にわたり追跡調査した論文が掲載されています。この研究はスウェーデン在住で30~49歳の女性4万2237人が対象となりました。

 タンパク質の摂取状況については、摂取が一番少ない点数を1点として、1~10点で評価し、炭水化物の摂取状況については、逆に摂取が一番少ない点数を10点として、10~1点で評価しました。つまり、この研究では低炭水化物、高タンパクの度合いを2~20点で評価しており、点数が高いほど低炭水化物ダイエットを厳しく行っていることになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?