肥満より死亡率が上昇 高齢者の「低体重」はこんなに危険

公開日: 更新日:

 低体重には、命に関わる心臓や脳の病気につながる要因がいくつもあるのだ。

「そもそも、筋肉と脂肪には高齢者を病気から保護する効果があり、どちらも減っている低体重の人は、それだけでさまざまな病気にかかりやすくなってしまうという報告があります。さらに、低体重で栄養状態が悪い人は、免疫力が低下して肺炎、結核、帯状疱疹などの病気にかかりやすくなる上、回復力が遅いことも死亡リスクをアップさせてしまうのです」(東丸教授)

認知症につながる可能性も

 また、米国の研究では、中年期から高齢期にかけて10年ごとに体重が約5キロ減少すると、知的能力が低下するリスクが24%アップすると報告されている。高齢になって体重が大きく減ると、記憶力や思考力が低下し、認知症につながる可能性があるという。

 食欲がなくて食べられないという高齢者に、食事を食べてもらうのは簡単ではない。

 まずは、低体重にならないように、食べることが命に直結している点を意識してもらいながら、“食べる楽しみ”を取り戻せるように、周囲が一緒に取り組む。これが低体重を防ぐ第一歩になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外