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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

肝臓がんは肝炎段階で治療すれば防げる

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■メタボな人は要注意

 欧米は過剰な飲酒で慢性肝炎を起こす人が2割ほどいますが、日本はせいぜい1割。それより注意したいのは、非アルコール性脂肪性肝炎。肥満による脂肪肝から進展する肝炎です。メタボ予防は生活習慣病との関連で語られますが、肝臓がん予防の点でも大切でしょう。

 肝臓がんになると、治療は手術が第一。病状や体の状態などによって手術ができないケースは、体の外から特殊な針をがんに刺すラジオ波焼灼術や、がんに栄養を運ぶ血管を塞ぐ肝動脈塞栓術などを行います。

 これまで放射線治療はほとんど行われませんでしたが、最近は放射線が選択されるケースも。あるいは、免疫療法が選ばれるケースもあります。放射線や免疫療法は通院で治療できますから、ムッシュは当初、どちらかで治療していたのかもしれません。

 ムッシュには「絶対復活」を願う一方、読者の方には慢性肝炎の状態で治療することを強くお勧めします。

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