【顎口腔外傷】東京西徳洲会病院・歯科口腔外科(昭島市)

公開日: 更新日:

医科とは別に夜間当直を置き24時間体制で対応

 徳洲会グループの歯科口腔外科の総本山的な役割を果たしている同科は、全国でも珍しい「歯科口腔外科救急」の機能をもっている。

 主な対象疾患は、口腔がん、重篤な顎部の炎症(歯性感染症による骨炎や頚部蜂窩織炎など)、交通事故などで顎や歯が破壊された顎口腔領域の外傷など。ほとんどが一般歯科からの紹介患者や救急車で搬送されてくる患者だ。副院長で徳洲会グループの全歯科医師を統括する立場にある佐野次夫部長(顔写真)が言う。

「当科は、医科とは別に単独で夜間の当直医を置く24時間体制です。夜間の顎口腔外傷の患者さんは、東京三多摩地区だけでなく、神奈川、埼玉、山梨などの近隣県からも救急搬送されてきます」

 同科だけでも、救急車の搬送は1日2~3台、月100台近くになる。患者にとって歯科口腔外科の救急外来には、どのようなメリットがあるのか。普通の救急科の対応と何が違うのか。

「たとえば、口腔内に大量の出血があると呼吸ができなくなる恐れがあるので、高度救命救急センターであっても気管切開をすることが多い。しかし、当科ではやりません。口腔内を熟知しているので、初期にしっかり止血ができるからです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言