余命2カ月から生還 70歳男性“がん宣告”から“消滅”まで

公開日: 更新日:

「ゼロックスと呼ばれる錠剤だけの治療でした。副作用で手足のしびれや口内炎などに悩まされましたが、そのたびに“最善を期待し、最悪に備えよう”という言葉を繰り返しました」

 この言葉は新聞に載ったある腫瘍内科医の言葉だが、がんと闘う加藤さんの心の支えになった。

「薬もつらいし、“がんを治療せず、放置しようか”とも思いました。末期の膀胱がんの会社の先輩は治療せず80歳でも元気だったからです。私には、私を頼る家族がいる。確実に生き残る道を選びました」

■励ましの本と手紙が

 7月後半に退院し、抗がん剤治療を続ける加藤さんの生きるためのもがきは続いた。多くの書物を読み、友人に相談した。結果、2つの行動を起こす。セカンドオピニオンと自由診療による治療だ。

「常に“別の治療法があるかもしれない”との思いがありました。主治医の承諾を得て、国立がん研究センター東病院でセカンドオピニオンを受けました。結果は“今の治療がベスト”でした」

 最初の治療は間違ってはなかったと安堵したが、死の不安は消えない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の三振激減がドジャース打者陣の意識も変える…今世紀初ワールドシリーズ連覇の好材料に

  2. 2

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  3. 3

    阪神藤川監督がそんなに嫌い? 掛布雅之OB会長が「佐藤輝明のスタメン外し」に苦言連発の深層

  4. 4

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  5. 5

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  1. 6

    二階堂ふみ&カズレーザーの結婚に続くか? 広瀬すずにも囁かれる「まさか」のサプライズ

  2. 7

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  3. 8

    カズレーザー「二拠点新婚生活」も“金欠”危機…レギュラー番組2本この秋に終了

  4. 9

    石丸伸二氏「再生の道」に迫る消滅の足音…“敗軍の将”代表辞任の先にあるもの

  5. 10

    正捕手・甲斐拓也の骨折離脱が巨人に「プラス」の根拠とは???