作業療法士が徹底解説 快眠法のウソとホント<後編>

公開日: 更新日:

⑨ベッドの中でスマホを見てはいけない…○

 スマホから発せられるブルーライトがメラトニンを抑制するといわれるが、スマホからはそこまでの量のブルーライトは出ないという。理由は他にある。

「人間の視覚には『能動的視覚』と『受動的視覚』の2種類があります。読書などで自分から視線を向ける場合は能動的視覚、テレビやスマホなどの刺激に対して視線を向ける場合は受動的視覚です。動物は、敵を発見するために受動的視覚を使っています。脳が覚醒してしまうため、眠れなくなったり、睡眠の質が下がったりしてしまうのです」

⑩アイマスク、耳栓の装着で寝つきがよくなる…×

 明るい場所で寝る機会が多い場合、網膜に光が当たるのを防いでメラトニンの抑制を防ぐアイマスクは理にかなっている。耳栓も、パートナーのいびきなど睡眠中に音がうるさくて覚醒してしまうケースでは効果的だ。

「ただし、どちらも寝つきをよくするために使用するグッズではありません。入眠するとき、物音が気になって眠れない人が耳栓を着けても、結局、覚醒が続いて眠れない場合も多い。あくまでも入眠後、睡眠を妨げないために使うものだと分かった上で使用しないと、逆効果になりかねません」

 これで、すっきり快眠できる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ