著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

乳がん検診の“患者狩り” 受診率が高いほど死亡率は減る?

公開日: 更新日:

 受診率の全国平均は43.4%、死亡率は10.7でした。受診率の都道府県間の差は大きく、トップの山形県と最下位の大阪府では、23ポイントもの開きがあります。

「早期発見・早期治療」というがんの常識に照らし合わせれば、受診率の高い県ほど乳がんで亡くなる人が少なくなるため、死亡率が下がるはず。そういう意識で数字を見ると、確かに受診率が高い県のほうが、死亡率がわずかながら低い傾向にあることが分かります。

 山形県と大阪府を比較すると、死亡率に2割以上の差がありますし、長崎県や北海道とでは1.6倍もの差が見られます。岩手県や熊本県など受診率が高く死亡率も高い県も見られますが、検診は死亡率を下げるのに多少の効果がありそうだと言っていいでしょう。

【連載】明細書が語る日本の医療

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る