13人死亡で厚労省が緊急提言も「無痛分娩」の誤解と真実

公開日: 更新日:

◆無痛分娩特有の死亡例が多い?

 羊水が血液に入ったり、大量出血による死亡については通常の出産でも誰にでも起こりうる。

「研究班の報告でも、無痛分娩が(これらの状況が)有意に高いと言っているわけではないと報告しています。ただし、麻酔による中毒死は、明らかに無痛分娩特有の死亡理由です。無痛分娩を手掛ける医療機関は注意しなければなりません」

 米国など一部の国では無痛分娩が分娩全体の7~8割を占めていて、ポピュラーな出産法となっている。

■子供の成長への影響は?

◆病院でなければ危険?

 日本では硬膜外鎮痛剤を背中に注射して痛みをゼロにするところもあれば、痛みを残して出産時の「いきみ」ができるように麻酔の量や種類を変える「和痛分娩」を行うところもある。それぞれの医療機関で若干の手法の違いはあるが、基本的な方法は確立しているという。

「最近は無痛分娩を手掛ける医療機関も増えています。しかし、病院であれ、クリニックであれ、医師、看護師、助産婦の経験が少ないところもあります。施設間に違いがあるとすれば、その差でしょう。今回の提言は、無痛分娩を手掛ける医療機関に対する注意喚起であって、無痛分娩が危ない、病院の方が安全ということではないと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情