遺伝子変異の有無で予防策が 卵巣がん治癒率アップのカギ

公開日: 更新日:

 ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーは、遺伝子検査を受けて乳がん、卵巣がんのリスクが高いことを知り、両方の乳房、卵巣・卵管の切除を行った。今後、日本でも特に卵巣がんの治療が大きく変わるかもしれない。

 アンジーのニュースで話題になったのが「遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)」だった。主にBRCA1、BRCA2の2つの遺伝子変異ががん発症に関係しており、遺伝子変異がない人よりがんになるリスクが高い場合を指す。

 卵巣がんの治療で注目されているのが、このHBOCだ。卵巣がんは早期発見が困難で、進行がんで見つかる人が多く、2人に1人が亡くなる。しかし、HBOCに対する治療が卵巣がん患者の寿命を延ばすことにつながるかもしれないのだ。慶応義塾大学医学部産婦人科・青木大輔教授(婦人科腫瘍専門医)によれば、卵巣がんの約10%に遺伝子変異が関係しているという。遺伝子変異の卵巣がんの90%を占めるのが、前出のBRCA1.2だ。

 遺伝子変異をチェックするには、家族歴がひとつの重要な指標になる。青木教授は、卵巣がんの患者から家族歴を聞き、本人の発症と家族の発症との関係を調べた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  3. 3

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  4. 4

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 5

    阪神・藤川監督「森下&佐藤輝依存」の無策露呈…極端な“外弁慶”で甲子園残り11試合が最大の鬼門に

  1. 6

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  2. 7

    小池都知事肝いり「築地再開発」頓挫の予兆…松平定信の歴史的遺構と建築費高騰のWパンチ

  3. 8

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々

  4. 9

    高市首相の内閣改造めぐる迷走と誤算…維新の「本命」外し“スネ傷”中司幹事長起用のウラ事情

  5. 10

    林芳正総務相は結局、留任か…高市首相が画策「内閣改造で総裁選ライバル潰し」に“白旗”