クーラーで足だけ冷たい人 その症状は重大病の前触れかも

公開日: 更新日:

 末梢動脈疾患では、脳や心臓に問題が起きなくても足の病変を招くことが多い。Ⅱ度では足の切断リスクは5年後に数%、Ⅲ度では1年後には30%に跳ね上がるとの報告もある。

「長期間糖尿病を患い、腎臓と心臓に病気を抱えていた70代の男性は、家族が右足の中指に小さな傷を見つけた2週間後には5本すべての指先に傷が見つかりました。膝から下に血流がほとんど流れておらず、傷が治らなかったのです」

■腕、腎臓の動脈が詰まる場合も

 むろん、足や心臓、脳に異変が起きなくても、この病気にかかっていれば腕や腎臓、上腸間膜動脈などが詰まる場合もある。

「腕の動脈が詰まることはマレですが、手のしびれや脱力を感じます。上腸間膜動脈が詰まれば、食後にお腹が痛くなり、食欲が落ちて体重が減ります。腎動脈が詰まれば腎血管性高血圧や腎不全を起こします」

 問題は、こうした合併症を招く末梢動脈疾患という病気を知らない中高年が少なくないことだ。


「徐々に動脈が狭窄していくと急に強い症状が出ません。田中さんのように“冷え性だろう”“年だから痛みが出るのは当たり前”と考える中高年が多いのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  2. 2

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  3. 3

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  4. 4

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  5. 5

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学

  1. 6

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  2. 7

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  5. 10

    黄川田こども担当相の“ポンコツ答弁”が炸裂! 立憲・蓮舫氏との質疑で審議が3回も中断する醜悪