著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

関西医科大学は安定感ピカ一 2018年度からは看護学科開設

公開日: 更新日:

 安定という点では関西医大がピカ一かもしれません。3つの付属病院はいずれも好調。総収入の実に88%を稼ぎ出しています。現在は医学部のみの単科大学ですが、来年度から看護学科を開設する予定。付属病院の看護師を自前で養成できるようになれば、経営は盤石でしょう。

 兵庫医大の黒字幅は小さいものの、この1年間で長期借入金や、その他の負債を約50億円も減らすことに成功しました。また同一法人傘下にある兵庫医療大学(ポートアイランド、薬学・看護・リハビリの3学部4学科)との連携を生かした経営を進めています。

 川崎医科大学が属する(学)川崎学園は、約188億円の黒字決算となっています。本業の教育活動は約43億円の黒字で、受取利息・配当金の収入約93億円、資産売却益約56億円などが大きく寄与しています。

 ただ決算書・事業報告書などに説明が書かれていないため、詳細は不明です。

【連載】決算書でわかる有名病院のフトコロ事情

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?