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中野 ジェームズ修一フィジカルトレーナー

1971年、長野県生まれ。多くのアスリートから支持を受けているPTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー。株式会社スポーツモチベーション最高技術責任者。米国スポーツ医学会認定運動生理学士。多くのオリンピック選手や青山学院大学駅伝チームの箱根駅伝連覇を支えるなど、アスリートから絶大な信頼を寄せられている。「100トレ 医師とトレーナーが考えた100年時代の新健康体操」(徳間書店)が発売中。

運動にはクスリかそれ以上の効果が認められている

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「三日坊主は当たり前」 健康のために運動を始めたいという中高年に向けて、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏はそう話す。「サボっても、また始めればいい」。そんな気持ちでやることが運動を継続させるコツだという。最初は毎日でなくても、週に2~3回程度から始めれば継続しやすくなり、健康維持が期待できるのだ。

 これまで運動習慣がない人がいきなりハードな運動をするとケガをする危険があるし、続かない。まずは初歩的な運動と、それぞれに必要なストレッチに取り組みたい。その前になぜ運動が大切なのかを知っておこう。

「医師が運動を勧める理由は、運動をすることで不調を改善できたり、疾患の進行を遅らせたり、場合によっては治癒することもあるからです。疾患の種類や症状にもよりますが、運動には薬と同じかそれ以上の効果が認められているといえます」

 普段から運動をしていない人の筋肉量は、20歳前後をピークに年間約1%ずつ減少していくという。今は健康に問題がなくても、中高年は意識して運動を生活に取り入れないと、次第に日常生活もままならなくなっていく危険もあるのだ。

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