突然死の危険も 「低カリウム血症」を甘く見てはいけない

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 中でも危険なのが突然死につながる致死性不整脈だ。カリウムは細胞の内外を出入りすることで心筋細胞の興奮による心臓拍動を調整している。低カリウム血症は細胞外のカリウム濃度が低いので、カリウムが細胞内に入ることができなくなってしまうのだ。

「低カリウム血症では、心筋細胞の興奮が収まるまでの時間が長くなります。すると、心電図波形のQ波とT波の間の時間が延びる『QT延長症候群』という病態を引き起こします。QT延長が起こり、その上に次の興奮がくると心臓は休む暇なく働くことになるため、心室細動につながってしまうのです。最新の欧州心臓病学会の論文によると、心不全があると、カリウム値が4・2から4・4の間が理想的で、多くても少なくても死亡率が上がり、2・5以下では3倍以上になるとのことでした」

■“食べられない”独り暮らしの高齢者は要注意

 命に関わる病気を回避するためにも、低カリウム血症を見逃してはいけない。原因は、①体外に排出されるカリウムの量が多い②カリウムの摂取量が少ない③血液中のカリウムが細胞内へ取り込まれてしまうという3つのケースが挙げられる。

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