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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

英国医師会が研究 “お酒の種類”で感情は変わるのか?

公開日: 更新日:

 お酒を飲むと、普段とは異なる気分になることも多いと思います。「お酒で性格が変わる」なんていうこともしばしばあります。普段はあまりしゃべらない人でも、お酒が入った途端に話すようになったり、あるいは感傷的になって涙を流す人や、怒りっぽくなる人もいるでしょう。

 英国医師会のオープンアクセスジャーナルの2017年11月20日付に、「アルコール飲料の種類と、飲酒した人の感情に関連性があるのか」を検討した研究論文が掲載されています。

 この研究は過去1年間に飲酒をした21カ国の2万9836人を対象にしたアンケート調査です。ウオッカなどの蒸留酒、ビール、赤ワイン、白ワインという4種類のアルコール飲料摂取と、「ポジティブな感情」(力がみなぎる・リラックスする・セクシーな気分になる・自信が増す)や、「ネガティブな感情」(疲れる・攻撃的になる・気分が悪くなる・落ち着かない・涙もろくなる)との関連性を検討しています。

 解析の結果、攻撃的な感情は蒸留酒を飲んだ人で29.8%、赤ワインを飲酒していた人で2.6%と、統計学的にも有意に蒸留酒を飲んでいた人で多いことが示されました。また蒸留酒では、アルコールの依存度が高い人ほど攻撃的な感情が出やすいことも示されています。攻撃的な感情が少なかった赤ワインでは、やはりリラックス効果が52.8%と最多でした。ただし、疲労についても60.1%と最多で、赤ワインにもネガティブな作用が示されています。

 年始も飲酒の機会は多いと思いますが、自分の酔い方に問題を感じている人は、お酒の種類を変えてみるのもいいかもしれません。もちろん、飲みすぎは禁物ですが。

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