1日に必要な水分は「2リットル」って本当なの?

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「水は“量”にこだわるよりも、体の欲求に従って飲みたい分だけ飲むのがいい」

 こう言うのは、国際医療福祉大学熱海病院の〆谷直人医師。「1日に必要な水分は2リットル」とよく聞きますが、仮に4分の1の量の500ミリリットルしか飲まなくても、すぐには心配いらないとのこと。

 なぜなら、腎臓が体内の水分量をコントロールしてくれるから。水分が不足すれば腎臓が尿を減らして体内の水分をキープしてくれます。

 1日に必要な水分量は体重の4%相当なので、体重が50キロであれば2リットルとなります。一般的に食事から1日0.8~1リットルの水分を摂取できるので、飲む量は1リットル前後が目安。喉が渇いていなければ無理に飲む必要はありません。

 ただし「一度に飲む量」に注意が必要です。

「腎臓の利尿処理速度は毎分16ミリリットルが限度。一気に飲むと、腎臓で処理しきれない水分が血中に流れ、ナトリウム濃度が低下。低ナトリウム血症を起こしかねません」

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