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神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「音程」がきっちり半音だけ下がる副作用がある

公開日: 更新日:

 テグレトールによる音程の変化は、血中濃度(体内の薬の濃度)とは相関がなく、可逆的な一過性の症状で、服用初期に見られる不耐症と考えられています。実際、これまでの報告では、服用開始後数日で発症していて、中止すると回復しています。継続しても数週間で症状が緩和している症例もあり、音程の下がり方がきっちり半音下がる人もいるというから不思議です。

 いずれにせよ、治る副作用で違和感を覚える程度ですので、いたずらに不安になる必要はありません。

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