救命救急専門医が語る 熱中症リスクの高い人とその対処法

公開日: 更新日:


 子供の熱中症はマスコミで大きく取り上げられるため目立つが、多くは軽症だ。深刻なのは社会的つながりの薄い高齢者だという。

「マスコミは熱中症の過去の緊急搬送データなどから『高齢者が熱中症になりやすい』と言いますが、高齢者だから熱中症になるわけではありません。高齢者世帯であっても子供たちが頻繁に顔を出し、『冷蔵庫に何も入ってないじゃない、ちゃんと食べてる?』『食べてるよ』『エアコンはケチらずにつけなきゃダメ』などと言い合える関係性があれば熱中症にはなりにくいのです」

 仮に家族が近くにいなくても、社交性のある高齢者なら新聞やテレビが連日報じる「熱中症関連ニュース」を見て自身で警戒するし、周りの者も放っておかないだろう。

 ところが、1人あるいは夫婦2人だけで、新聞もテレビも見ない、人付き合いが乏しい高齢者世帯だと、「これくらいの暑さならエアコンを我慢しよう」「きょうは食欲がないから食事は抜こう」などと考えてしまう。それが高齢者に熱中症が目立つ背景になっている。実際、東京都監察医務院の15年夏の熱中症死亡者集計では熱中症死亡のほとんどが屋内で起こっており、その65.6%が1人暮らしで、90.3%がクーラーを使用していなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網