生命予後が延びる可能性 がん治療中「ロコモ対策」とは何

公開日: 更新日:

「しかし、がんの治療適応は動けるレベルで決まります。だから、がんであっても動けることが重要。運動器の専門家が関わり、装具治療や手術リハビリテーションや薬物療法を行い、痛みの軽減や機能回復を行う必要があるのです」

 さらに土屋教授によれば、「がんの痛み」とされているものの中に、実はそうでないものもあるという。

 がん患者は中高齢者のため、がん以外にも変形性関節症、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症、骨粗しょう症などの運動器疾患を持っていることが珍しくないからだ。

 82歳の肺がんの男性は、PET/CTで骨転移が認められたことからステージ4と診断。年齢とステージから積極的治療はしないとされ、骨転移の症状を抑えるための装具装着の相談で整形外科を受診した。

「ところが画像検査を行うと骨転移ではなく頚椎症。PET/CTは炎症部位に反応するため、骨転移と頚椎症の区別ができなかった。これは整形外科医でないと見分けづらい。この患者さんは、診断がステージ4からステージ2に変わり、治療再検討となりました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道