リハビリ支援ロボット 視覚と音で歩行状態をリアルに確認

公開日: 更新日:

 病院のリハビリテーション機器のロボット化が進んでいる。南東北グループ「総合東京病院」(東京都中野区)では、2017年4月の回復期リハビリテーション病棟(192床)のオープンに合わせてリハビリ支援ロボットの導入を始めた。

 同院のリハビリテーション科では急性期から回復期、在宅後は通所、外来、訪問と一貫したリハビリが受けられ、理学療法士や作業療法士など250人のスタッフが在籍する。

 現在、6種類のリハビリ支援ロボットが稼働しており、これだけ多くの種類のロボットを活用している施設は全国でも珍しい。導入を決めた理由を同科の原島宏明科長(理学療法士=顔写真)はこう言う。

「最も期待したのは、リハビリ支援ロボットの“歩行サポート力”です。脳卒中などの発症直後の患者さんは、2~3人のスタッフが介助して病室からリハビリ室に移動するだけでも大変でした。それがロボットを使えばベッドサイドに立たせてくれて、歩行もサポートしてくれます。また、リハビリの日々の成果が数値で示され記録できるので、患者さんの励みにもなり、効果的なリハビリが提供できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋