著者のコラム一覧
清澤源弘自由が丘清澤眼科院長

1953年、長野県生まれ。東北大学医学部卒、同大学院修了。86年、仏原子力庁、翌年に米ペンシルベニア大学並びにウイリス眼科病院に留学。92年、東京医科歯科大眼科助教授。2005-2021年清澤眼科院長。2021年11月自由が丘清澤眼科を新たに開院。日本眼科学会専門医、日本眼科医会学術部委員、日本神経眼科学会名誉会員など。

見えなくなる恐怖が 大橋巨泉さんは目の病気“4冠王”だった

公開日: 更新日:

 今春定年を迎える医学部教授と、セミリタイアの話をしました。セミリタイアとは、完全にその世界から引退するわけではなく、仕事の一部を残しての退職です。

 その方は、2016年に亡くなったタレントの大橋巨泉氏の著書、「大橋巨泉『第二の人生』これが正解! 人生80年時代『後半生』を楽しく生きるための10の選択」(小学館)を例に挙げ、セミリタイアに成功するために何が必要かを熱心にお話しされていました。

 大橋さんが挙げた人生の優先順位は、1番が「健康」、2番が「パートナー」、3番が「財政」、4番が「趣味」。

 これらは実に大切なポイントです。特に重要なのは健康です。ついでに引用すれば、大橋巨泉さんの人生はいつも順風満帆だったわけではなく、「胃がん、その他各臓器のがん」「前立腺肥大」などの病気のほか、「網膜剥離」「白内障」「緑内障」「黄斑変性症」など多くの眼疾患も経験していたそうです。中高年に多い目の病気を、おおむねすべてお持ちであったことになります。

 その大橋さんは生前、緑内障の早期発見・早期治療の重要性を訴えるために、緑内障啓発イベントにも参加されたほか、折に触れて目の病気の怖さを語っておられました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?